OKO 億を稼ぐ男

億を稼ぐ男の考え方

情報商材屋で働いた話(1) 入社

ネットビジネスなんて胡散臭い。

 

スマホ1台で月100万円」とか「秒速で億を稼ぐ」とかハッタリに決まっている。

 

ずっとそう思っていた。

 

ところがひょんなことから、その情報商材を売る会社で働かないか?という話が来た。

 

儲かりすぎたので法人化して社員を雇うことにしたため、経営が出来る人間が必要になったという。

 

事前にネットで検索してみたら、その商材屋の師匠がその世界では有名な人物らしい。

 

高額商材の販売はもちろんのこと、1回100万円の高額セミナーをやっているもよう。

 

そこに連なるアヤシイ人脈と被害者の声もたくさんネットに上がっていた。

 

うわぁ、コイツはヤバそうだ。。。

 

しかし、こんな世界をのぞけることはなかなかない。

 

これはチャンスだ!

 

よし、ネットビジネスの闇を暴いてやる!」

 

「そして、ノウハウをすべて吸収して俺も一儲けしてやる!」

 

一応は会社組織ということで、履歴書や職務経歴書を送ると、すぐに面接の連絡があった。

 

場所は都内にあるデザイナーズオフィス。

 

社長は30代前半で、見るからに元ヤン。

 

複数の大手求人サイトに広告も打ったそうで、応募者も割と来ているそうだ。

 

俺の経歴を見て「なんでウチなんかに???」と驚いていたが、こっちも百戦錬磨。

 

中小企業の社長面接用のゴタクを並べたら大喜びして、なんと2時間以上話し込んだ。

 

「こんな楽しい面接は初めてだ」と喜んでいた。

 

見た目通り、頭はあまりよくないようだ。

 

案の定、翌日には採用の連絡が来た。

 

 

出社初日。ヤンキー社長は上下ジャージで来た。似合いすぎだろw

 

成金らしくチョイチョイ自慢を混ぜながら、社長自らオリエンテーションしてくれた。

 

「ここにあるのは、先生の教材とかセミナー資料。数百万円分あるから。よかったら全部見ていいよ」

 

エッ?先生とはヤンキー社長の師匠の名前。

 

事前にネットでリサーチした際、被害者の会が結成されていた人物。

 

あの高額商材がキャビネットにずらりと並んでいた。

 

いきなり本丸を明け渡され拍子抜け。

 

長くなるので(2)に続きます。