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情報商材屋で働いた話(20) 退職

結局、情報商材販売会社で働いたのは8日間だった。

 

非常に面白かった。

 

あっさりと辞められたのもよかった。

 

あっさりといっても、実際にはひと悶着あった。

 

ヤンキージャージ社長から「出社しなくていい」というメッセが来たので、俺はこれ幸いとジム通い生活に戻った。

 

海外セミナー手配や人材採用など、やりかけの仕事が残っていたので、数日間、メッセンジャーでやりとりをした。

 

すると、サル野郎が「ショックですか?8日分の給料を日割りで支払いますので振込先を教えて下さい」とメッセを送ってきた。

 

ショック???

 

クビになったことか???

 

ショックというのが、驚いて衝撃を受けたという意味ならYESだ。

 

あのな、お前、労働基準法を全く知らないんだな。

 

試用期間といえども、「クビ」「はいそうですか」とはならないんだよ。

 

そんな事も知らないで法人化したとはショックだったよ。

 

そういえばジロウはまともに就職したことは一度もないんだったな。。。

 

俺がここで教えといてやるか。

 

東大クンも入社することだし。

 

俺は労働基準監督署に行き、指導の申請手続きをとった。

 

バーカ、バーカ、サルめ!

 

労働基準書の監督官も、社長のあまりの知識のなさとブラック企業まがいのズサンな体制にあきれ果てていた。

 

労働基準監督署からの指導対象になると、助成金がもらえなくなるなど不利なことも多い。

 

辞めるのは大歓迎だが、お前の好き放題にはさせない。

 

たまごサンドとコーヒー牛乳を毎日買いに行かされた分はオトシマエつけてもらうぜ。

 

税務署にも行って、脱税書類も提出してやるか。

 

利益のトンネル会社になっているアリサの会社も一網打尽だ。

 

早速、税務署職員をしている友だちに聞いてみる。

 

すると、有益なアドバイスをしてくれた。

 

「それタレコミするの、もうちょい待てや。税務署は今、個人の確定申告の後処理で忙しい時期だ。それが終わると7月10日人事異動がある。担当が落ち着いてからがいい」

 

ほーーー、なるほど。

やはり、人脈は大事だ。

人を大切にしない会社は滅びるぞ、ジロウ。

 

税務署職員の友人はさらに言った。

「それに、その社長と女がハワイに1ヶ月行く費用を経費計上するんだったら、旅行の後にタレコミした方が、証拠もそろうんじゃないか?」

 

さすが、だな。

いいアドバイスありがとう。

 

その後、タイ料理を食べながら、具体的なタレコミ方法やいろいろな情報を教えてもらった。

 

ワハハハ、めしがうまいな!

 

その後、ジロウは弁護士を雇い、示談を申し入れてきたが、俺は応じなかった。

 

ジロウ、お前のためだ。そして、お客様や従業員たちのためでもある。

 

脱税したり、人を粗末にしたりする会社は、100%潰れる。

 

ちょっと胸が痛むのは、俺がクビになったことを知らないお客様が連絡をくれることだ。

 

俺はクビになったことは告げず、あたりさわりのない返事をしておいた。

 

そして、心の中でつぶやいた。

 

待っててください。俺がもっといいサービスを立ち上げますから。

 

8日間でつかんだノウハウで、俺も情報販売ビジネスに参入しますから。

 

俺は早速、商材作成にとりかかった。

 

(完)

 

以上で、情報商材屋で働いた話は終わりです。

 

次は、情報商材屋になった話を書きますwww

 

あと、外資系企業で出会ったケタハズレの変人についても書きます。

 

引き続き、OKOブログをよろしくお願い申し上げます。