コンサルがコンサルを受けてみた【1】
ブログ更新をすっかりサボってしまった。
が、しかし、ビジネスは順調そのものだ。
情報商材屋を秒速でクビになり、情報商材屋になって3ヶ月。
憶のカネは稼げていないが、月に数十万はコンスタントに入っている。
サボる日も多いので、平均すると1日1時間くらいの作業だろうか。
いや、たぶんそれ以下だ。
3ヶ月やってみて色々なことがわかってきたが、他社がどうやっているのか気になり始めた。
俺が1週間だけ働いた情報商材屋は、大御所の〇〇〇先生の系譜で昔ながらのやり方をしていた。
正直、その手法はもう古い。
そこで、俺は最先端で成功しているコンサルの有料セミナーに参加することにした。
国立大卒で、理論的。
ブランディングがうまい。
GOOGLEの認定資格も持っていてSEOに詳しい。
セミナーも精神論ではなく、技術中心。
価格は5万円。
高くはないが、安くもない。
俺はその技術が必要だし、その技術を使えばすぐに20万や30万は回収できると考えた。
そして、それはその通りになった。
セミナーの内容の8割は俺が自分で教えていることと同じだった。
正当性が確認できた、ということでヨシとするとしても、何だか悔しい。
肝心の技術の中身は期待していた2割程度で、正直、5万円の価値はなかった。
だから俺は獲得した2割を使い倒すことにした。
そして、言われたことを愚直に実行してみた。
すると、その日に20万円売れた。
それで気づいたのだが、俺は「知っているが実行していない」ことが結構あった。
もし、この有料セミナーに5万円以上の価値があって大満足していたら、俺はこの事実に気づけなかったと思う。
ある人が「クソみたいなセミナーやコンサルでも得るものがある」と言っていた意味がわかった。
俺はこの有料セミナーを主宰したコンサル氏と昼メシを食いに行った。
俺は情報商材屋をしていることや売上げなどを正直に話した。
コンサル氏はプライドの高い男だったが、物腰はやわらかい人物で、アドバイスをくれた。
「億男さんのセールス力はスゴイです。でも、億男さんの商材は値段が安すぎます」
なるほど。その通りだ。
以前、スカイプで売込みをされた何の知識も知恵もないカス野郎でさえ、「60万」とぬかしていた。
コンサル氏のセミナーも5万の価値はないと俺は思う。
それは俺がマーケットを読めていないということかもしれない。
コンサル氏は言った。
「億男さん、無料のおためしコンサルがあるので、よかったら受けて下さい」
「それは技術的なことを教えてもらえるのですか?」
「技術的なことじゃないほうが、コスパがいいと思います」
確かにそうだ。
情報商材屋になって3ヶ月。俺もそれを感じている。
技術力はあるにこしたことはないが、なくても困らない。
実際、このコンサル氏がそうだ。
技術力はたいしたことないが、ブランディングがうまい。
彼は確実に億単位を稼いでいる。
オフィスも東京の一等地に構え、セミナーは数か月待ちだ。
5万円のセミナーはフロントエンドで、バックエンドはコンサルティング。
ミイラ取りがミイラになるかもしれないが、面白そうだ。
面白そうなことには乗る!
というわけで、コンサルである俺がコンサルを受けることになった。
予約は2ヶ月先。
すごい人気だ。
何かを学ぶのはいくつになっても楽しい。
そして、ネットビジネスはやはりとてつもなく面白い。