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億を稼ぐ男の考え方

情報情報商材屋になってみた【8】濃いリスト

俺は今スランプだ。

 

 売り上げが伸びない。

 

毎日、問い合わせは来ていて、しっかり対応しているつもりだ。

 

無料のメール情報も送っている。

 

しかし、売り上げは伸びない。

 

砂漠に水を撒きつづけているが、何かが芽を出す気配はない。

 

今なら、起業初日に20万円も売れたのはビギナーズラックだったとわかる。

 

俺はラッキーなだけだった。

 

今の状態が普通だ。

 

起業してまだ2ヶ月なんだから、これはスランプじゃない。

 

これが本来の姿だ。

 

ネットビジネスでは、3か月頑張ってもリストゼロ、売上ゼロが大半だ。

 

そりゃ、あきらめたくもなるよな。

 

毎日、ネタを探し、

毎日、リサーチをし、

毎日、記事を書き、

毎日、メールを出し、

毎日、問い合わせに答える。

 

顔の見えないインターネットだから、おかしなヤツや無礼なヤツも混じっている。

 

無料に群がるやつは特にそうだ。

 

同業者でスパイのようなやつもいる。

 

しかたない、もってけドロボーだ。

 

チマチマ排除するのは俺の性に合わない。

 

となると、まとめて面倒みるしかない。

 

そもそも俺はカネが欲しいわけではない。

 

ならば、ひとつも売れなくったって構わないじゃないか。

 

ケチなこと言わずに、どんどん情報発信していけばいい。

 

とにかく、俺はやり続ける。

 

俺を信じて商材を買ってくれた人、俺のメールを楽しみにしてくれる人がいる。

 

そういう人が1人でもいるなら、頑張るしかない。

 

面白い話題、役に立つ情報、おいしいネタ、笑える話、元気になれる話。

 

俺が書いたものを読んで、喜んでもらえるならそれでいい。

 

 

相変わらず、商材は売れていない。

 

理由はわかっている。

 

ターゲティングが甘いからだ。

 

俺のリストは、ネットビジネスで儲けたいと思っているわけではない。

 

俺の与太話を聞きたい連中だ。

 

つまり濃いリストではない。

 

 ビジネスとしては失敗と言える。

 

だが、20人だったメルマガ読者はいつのまにか2000人に増えていた。

 

これは宝だ。

 

儲けには直結しないし、教育をしていくにしても時間がかかる。

 

効率が悪い。

 

それでも2000人のリストは励みになる。

 

続けるモチベーションになる。

 

起業してまだ2カ月だ。

 

ゆっくりやればいい。

 

5000万円を稼いでいた情報商材販売会社の社長は、「しくみをつくりあげるまで5年かかった」と言っていた。

 

大御所の直弟子でさえそうだ。

 

遊びながらのんびりやればいい。

 

売上げはあがらなくても、1年やってどれだけ読者数を増やせるか試すのも面白い。

 

商材を売るためには、濃いリストが必要だ。

 

DRMの手法を使って心理的に派手に煽って売るのがネットのビジネスの王道だ。

 

それはわかっている。

 

でも、そんなに頑張って売らなくてもいいんじゃないか。

 

そういう情報商材販売やがひとりくらいいてもいい。

 

ヨーロッパの田舎で見た、客が来るのかどうかもわからない小さな店。

 

陳列も適当で、店主も商売っ気なし。

  

売れても売れなくてもいい。

 

明日も明後日も店を開けよう。