OKO 億を稼ぐ男

億を稼ぐ男の考え方

中国人から裏稼業の誘いが来た話

「情報商材屋になってみた」エピソードで何度となく書いているが、俺には中国人の友人がいる。

 

近所のスポーツジムで知り合った俺と同年代の男、ワンちゃんだ。

 

マッサージ店経営やマンション経営、コーディネート業などをやっている実業家だ。

 

ワンちゃんは毎週のように俺を店に招待してもてなしてくれるが、金銭もお礼も一切受け取らない。

 

そして、ワンちゃんには持病があるため、俺の招待には応じられないので、気持ちを表したり、彼の面子(これが大事だそうだ)を重んじたりすることを喜んでくれている状態だ。

 

また、国や文化の違いもあり、友情や親しさの表現も違うため、お礼やお返しを水くさいと考えるところもあるようだ。

 

ワンちゃんはもともと面倒見のいいタイプらしく、10年前に別れた日本人元妻の雑事をいまだにしてやってるくらいだ。

 

そのワンちゃんが俺に尋ねてきた。

 

「億男、最近、ビジネスは儲カッテルノ?」

 

「うーん、ぼちぼちだなぁ。ワンちゃんの方はどう?この間お邪魔したときは、客があふれてたけど?」

 

「波アルヨ。毎日チガウネ。今、ストレスたまてる。」

 

「どうしたんだよ?」

 

聞けば、ライバル店が上手いことやっているのが気にくわないらしい。

 

ワンちゃんは多くの中国人がそうであるように非常に負けず嫌いだ。

 

「億男、ウチ手伝ッテクレナイカナ?ワタシ、お金イッパイ出す」

 

「いや、俺なんか役に立たないよ。飲食店も水商売もまったくの門外漢だし」

 

「でも、億男は日本人ダカラ、日本のことワカル。」

 

「ワンちゃんの今のパートナーだって日本人だろ?」

 

「うん。お客さん集めるのトテモ上手。全部ヤッテクレタ。億男キテクレタラもっと儲かるよ。店、ドンドン出せるね。」

 

「いやいやいや。。。そんなに店出してどうするんだよ?」

 

「オモシロイヨ!お金ジャナイヨ!」

 

うん、それは一理ある。

 

ワンちゃんも俺も働かなくても食っていける身分だ。

 

昼間っからスポーツジムで体を鍛えている若い男はあまりいないから、俺たちが知り合ったわけだ。

 

「億男、儲けは50%払う!店舗とか全部ワタシが出す!ヤロウヨ!」

 

「ワンちゃん、無理だよ。俺は飲食業界も水商売もまったくわかんないもん」

 

「ダイジョブ、ダイジョブ」

 

残念ながら詳しいことは書けないが、グレーで軽い危険を伴う業種だった。

 

違法性はないが、まっとうな日本人なら、まずやらないだろう。

 

最近は暴対法の強化で減っているとはいえ、コワイお兄さん方も見回りに来そうだ。

 

最近、日本人経営者がその手法で展開している商売がこのあたりに数軒できて、偉く繁盛しているそうだ。

 

ワンちゃんの店は、集客は出来ているが、コンテンツが弱いため俺を頼ってきたようだった。

 

やる理由は一つもないし、断ったところでワンちゃんは気を悪くしたりはしない。

 

でも、困ったことに俺の好奇心が少しうずく。

 

未知の世界。

 

ネオンきらめく夜の街。

 

破格のギャラ。

 

馳星周の小説「不夜城」が脳裏に浮かんだ。

 

確かに、ちょっと面白そうだな。

 

なんて言ったって俺は好奇心だけで情報商材販売会社に潜り込んだ過去があるしな。

 

「億男は毎日ヒマデショ!やってヨ!オモシロイヨ!!」

 

カネでは俺がなびかないことを知っているワンちゃんはいいところを突いてくる。

 

ネットビジネス以上に胡散臭い世界が俺を誘っている。

 

「考えてみるよ。。。」

 

「次、来た時、イロイロ見せるアルヨ!」

 

というわけで、ひょっとするとこのブログに夜の世界の話を書くことになるかもしれない。

 

たとえ裏稼業を始めても、ネットビジネスは継続していくつもりだ。